台風シーズン前の災害に便乗する形で広まり、トラブル数が増加している火災保険の申請代行・サポートビジネスの実態とその対策について。
悪質な住宅修理業者とはお客さまの火災保険の利用を前提とした営業活動を行い、恒常的に以下のような問題行為を行っている業者です。
〈問題行為の例〉
◯消費者に対する問題行為
・不十分な説明や強引な勧誘などによって消費者が判断する機会を奪われている。
・保険金の30%~50%のような高額な保険金申請サポート手数料の請求や、見積書通りに工事を行わないなどの不適切な営業活動を行っている。
◯保険会社に対する問題行為
・保険金請求代行による非弁行為の疑いがある。
・事故偽装や虚偽申請を消費者に勧めている疑いがある。
・意図的かつ不当に修理範囲・単価が過大な請求を恒常的に行っている。
〈実際のトラブル事例〉
◯住宅修理に関するトラブル
数日前、災害を調査している機関を名乗った電話があり「負担額なく屋根の修理ができる」と言われたので自宅に来てもらった。自宅に来た業者は、「大雪の影響で屋根の樋がずれている。費用は保険会社から出るのであなたの負担はない。保険会社との交渉はすべて業者が行う」と言われたので、負担額がなくできればよいと思い契約書に印鑑を捺した。書面はすべて業者が持ち帰ったので手元にない。契約書が手元にないうえ「当社で工事をしなかった場合は、保険金の4割を支払ってもらう」と言われており不安だ。解約したい
◯保険金請求代行業者に関するトラブル
インターネットで、「保険金請求を行う際に必要な、災害での被害状況説明のお手伝いを行っています」と書かれたサイトを見つけ、連絡を取った。後日、事業者が自宅に来訪し、「火災保険で外壁、雨樋、ベランダの手すりの修理ができる。申請の手伝いをするが、完全成功報酬型で、保険金が支払われた時にのみ保険金の30%を請求する」という説明を受けて契約をした。その後保険金が100万円下りたので、住宅メーカーに修理を依頼したところ、70万円では修理できないといわれてしまった。100万円の保険金に対して、30万円の報酬は高額過ぎるのではないか。
このようなトラブルを避けるために「保険で直せる」と言われたらまず相談!サカシタ保険へご相談ください。